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更新日 : 2009年10月02日

物事の価値判断は、どこにある

新政権に期待する声が高い中、雇用について一言。
創業以来ずっと言い続けていることですが、
老若男女を問わず、
誰もが自分の意思で、
しかも変わり行く家庭環境に合わせて様々な働き方を選択できる仕組みができたらいいですね。
企業に所属していないフリーターであることに誇りを持てる社会。
働く期間や時間に関係なく、格差がなく、社会基盤がしっかりしていること。
企業や組織に属さなくても、保険・年金、医療、教育を、誰もが平等に享受できる仕組みです。
どのような働き方でも、
また職種や賃金に関係なく、区別されずに互いに尊敬できる社会を望みます。
僕の子供のころは、差別するようなことを言ったら怒られたものです。
「泥まみれになるような仕事だから条件や待遇が悪いんだね」と言ったら、
「じゃあ、あなたがしなさい」と言われました。
そこで子供なりに、どんな仕事でもその方に対して敬意を持つようになりました。
しかし今では「3Kはやめなさい」とか、
「自分の得になるの?」とか
「賃金が低くワーキングプアになる」とか、
地位を得て尊敬に値する人たちが平気で言っているのは不思議です。
仕事内容と処遇を比較して、知らず知らずのうちに
すべてをお金の価値に変えて物事を判断する社会から、
まずはどのような仕事でも「働くことは尊い」ということを改めて認める社会になってほしいですね。

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