2月16日は創業の日です。
パソナグループが大阪で産声を上げたのが今から43年前。
毎年この日に、創業の精神を胸に刻みなおし、新たなスタートを切っています。
先日亡くなられた堺屋太一先生は、僕にとってメンターであり指導者でした。
20代のころにお目にかかり、これからの人生何をしたいのかと聞かれました。もちろん希望や夢はありましたが、どのような道を創っていくのかは決まっていなかった。そう問われて改めて、社会の問題点を解決していくんだと考えました。
そして、時間の大切さを教えてくれました。
そこから僕は、一日24時間を4等分するルールを作りました。4分の1はぐっすり眠る。4分の1はやがて来るであろう未来の兆しを感じたり、世の中を深く知るべきだと学ぶ時間にしました。色々な方から情報収集するために週2回は勉強会を開いたりしています。4分の1は社員と語り合ったり、自分の考えを発表したりするアウトプットの時間です。そして4分の1は「ドゥ・タンク」、自分のために感性を豊かにする時間です。
あのとき堺屋先生に教えて頂いたことを思い起こしながら、ソーシャルアクティビストとしてやっていこう、ソーシャルアクティビストカンパニーとしてやっていこうと、改めて感じます。
年始に「活」という文字を掲げました。まず動こうということですが、どういう想いで、何をやっていくか、パソナグループは「人を活かす会社」だとういうことです。
そして今日はもう一つ、「一以貫之」という文字を掲げます。一をもってこれを貫くです。「社会の問題点を解決する」を企業理念に、人を活かすために頑張っていきたい。人はたやすい方向に流れがちです。もう一度創業の精神で、何のために、何をしていくのか。仲間と一緒に手を携えて、この精神を貫いていきたい。
クラーク博士の言葉があります。
Boys, be ambitious! Be ambitious not for money or for selfish aggrandizement,
not for that evanescent thing which men call fame.Be ambitious for the attainment of all that a man ought to be.
青年よ、大志を抱け。大志は、金や私欲のためにではなく、また人が名声と呼ぶ空しいもののためであってはならない。人として、当然そなえていなければならないあらゆることを成し遂げるために大志を抱け。(出展 北海道大学図書館報『楡蔭』No.29)
今日の日に改めて、自分は今、何をするのか、そのために学ぶべきことは何か。
豊かな社会を実現するために、やるべきことをやっていきたいと考えています。
*2019年2月16日現在の情報です。