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更新日 : 2019年01月08日

今年の一文字は 「活」

年始に、今年一年の自分の心意気、どういう気持ちで一年を過ごすか、その気持ちを書初めしました。その文字が「活」です。今年は、「活動」の年にしたい、そう願っての「活(カツ)」です。

人はなかなか動けないものです。批判は誰にでもできますが、自ら動いて社会に立ち向かっていく勇気を持とう。そういう想いをこの「活」という文字に込めました。

今年は、イノシシ年です。イノシシは猪突猛進と言いますが、身近な動物である一方で、武士の守護神である摩利支天がまたがっているのも実はイノシシなのです。

 

「猪と土人形」 岩本悠介

また、今年は、元号が変わります。平成天皇が皇太子だったころ、教育係を務めていた慶応義塾の塾長小泉信三氏は陛下に「忠恕(ちゅうじょ)」という言葉を送られました。

陛下は、後年、お好きな言葉のひとつに「忠恕」をあげられ、「論語の一節に『夫子の道は忠恕のみ』とあります。自己の良心に忠実で、人の心を自分のことのように思いやる精神です。この精神は一人一人にとって非常に大切であり、さらに日本国にとっても忠恕の生き方が大切ではないかと感じています」と語られています。

「忠恕」とは、人の痛みや苦しみを受け止めて、自分の心に忠実に思いやりをもって接することという意味だそうで、天皇陛下がなぜあれほどまでに国民と真摯に接してこられたのか。その答えは、この言葉にあるようです。

私もこの「忠恕」という言葉を抱き、この1年も元気に活力を持って、社会に変革をもたらしていきたいと考えています。

 

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