地域活性省補佐官M・Hです。
今回はタウンミーティングで話題にのぼった、
地方の活性化に成功したふたつの例をご紹介します。
◆地元の特産物のPRに成功した宮崎県
マンゴーと聞けば宮崎。地鶏と聞けば宮崎。
平成19年1月23日に東国原知事が就任して1年以上経った今でも、
テレビで知事の顔を見ない日はありませんが、知事が先頭に立ったPRによって、
全国的に宮崎県産品への国民の興味が高まっていることをはっきりと感じることができます。
JR新宿駅南口そばに、宮崎県のアンテナショップ「新宿みやざき館」があることはご存知でしょうか。
私はかれこれ5年ほどそのお店へ通っておりますが、
この1年のお店の混み具合はかつて見たことのないものでした。
「新宿みやざき館」の買上客数を知事の就任した平成19年度と
それ以前の平成18年度と比べると前年度比1.44倍。
売上額は、4億円から6億円と1.5倍に増えています。
(出典:宮崎県地域産業振興課、アンテナショップ売上状況について)
アンテナショップは、新宿以外に、宮崎、大阪にもありますが、
その合計の売上額が前年度比2.5倍に増えていることも、
やはりメディアを通じた全国的なPRの成果と言えるでしょう。
県産品すべての売上が伸びているとは言い切れませんが、
広く認知度が高まっていることは間違いないようです。
知事は、「宮崎のセールスマン」の名のごとく、県産品に限らず、
宮崎の観光スポットも積極的にアピールしており、
観光客数が増加すれば地元の観光産業も元気になるでしょう。
◆企業誘致・人材確保に成功した三重県亀山市
家電メーカーの液晶テレビの工場を誘致し、
その製品の人気とともに有名になった町に亀山市があります。
その際に掲げた構想を「クリスタルバレー構想」と呼びますが、
これは、液晶をはじめとするフラットパネルディスプレイ産業の
世界的集積地をつくることを目標としています。
三重県の場合、補助金交付、税減免などの優遇策を提案、
特定産業の集積を進めることで、国際競争に打ち勝てる構造をつくることを企業にアピールし、
中核となる家電メーカーの誘致に成功しました。
東京ドーム7個分の広大な敷地にその家電メーカーの、
液晶パネルから液晶テレビの組み立てまでを一貫生産する亀山工場が完成しました。
その後さらに20社以上が三重県への進出を決めたと言うことです。
そして、亀山工場で生産された液晶テレビのことを、現在「亀山モデル」と呼んでいるとか。
しかし、最初から地名のついた名前があった訳ではありませんでした。
「亀山=液晶テレビ」のイメージが根付き始めた頃、
購入の際に「亀山のテレビをください」と工場名を名指しで注文する
お客様がいらっしゃったことから、現在の「亀山モデル」と呼ばれるようになったそうです。
言わば、お客様の声によって作られたブランド名なのです。
行政の努力によって、産業自体を集約させ、イメージを根付かせていく。
一企業の製品を通じてその地域の名前を広く知ってもらえることは、
亀山市がモデルケースを作ったと言えると思います。
雇用創造、観光客誘致、地域のPR・・・など、
このケースを通して、亀山は亀山を元気にする武器を
いくつも手に入れたのではないでしょうか。
地域活性省 M・H
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