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『創業は創職である。』 改訂版
東洋経済新報社
(2006年6月)


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これまでのVOTE結果&みなさまのコメントです。

今回のマイ・オピニオン

2006/12/27 up

VOL.3
「格差社会」をどう思いますか?

私は、「フリーターと呼ばれる、パートやアルバイト、派遣社員などの非正社員が格差社会を生んだ」という議論にはとまどいます。

正社員以外の人を、統計のためにすべてまとめて「フリーター」とひとくくりにしてよいのでしょうか。

私は今から30年前、主婦の再就職を応援しようと「人材派遣」というシステムを始めました。
当時、4年生大卒女子の就職はたいへん厳しく、またいったん辞めてしまうと今度は、復帰ができない。せっかくの能力や経験を発揮できる場所がなかったのです。家庭の主婦が働きやすく、経験やスキルに見合った収入を得られる仕組みが必要だと「派遣」というシステムをスタートさせました。私が描いたのは、派遣社員は正社員の年収を時間で割った時給で、能力を活かしてライフスタイルに合わせて働くことができるというものでした。

子育てや介護があっても、生きがいのために仕事をしたい。
残業や転勤はできなくても、自分のスキルを活かした仕事をしたい。
音楽や、スポーツの道を目指すために、派遣社員という働き方を選んでいる人もいます。
働くということは自分を表現する手段なのですから。



VOTE結果
Q.「格差社会」をどう思いますか?
VOTE

A1  格差社会だと思う
59 %
A2  格差社会だとは思わない
9 %
A3  頑張れば報われる社会だと思う
23 %
A4  頑張っても格差の壁は越えられないと思う
9 %
南部靖之の感想
たくさんのご意見をありがとうございました。

そもそも私の創業の精神は、働き方格差の改善でした。
採用格差、処遇格差、教育格差、福利厚生格差、、、
この格差を改善したいと起業しました。

大切なのは、年齢、性別を問わず、働きたいと願う人が自由に好きな仕事を選択し、それぞれの人生設計にあわせた働き方ができる社会基盤です。

正社員、非正社員という呼び方や考え方を、まず変えてはどうか。
多様な働き方をしたい人がいたから、働きたいときに働ける働き方を創りだしました。
多様な働き方を認め、働き方によって格差が生まれたり、可能性やチャンスが制限されないような社会になればいい。

働く人が、夢や志を持てる社会であり、大企業に属していなくても実現できる仕組みや政策が必要ではないでしょうか。


ピックアップ・コメント

vol.3 のマイ・オピニオンにいただいたコメントの中から、
ピックアップさせていただきました。

Q.「格差社会」をどう思いますか?
buddyさんの意見
「がんばれば報われる」制度のある企業、そうでない企業があると思う。
いくら男女平等や能力重視をうたっていても、実際は有名大学出身者ばかりを採用していたり、女性には働きづらい環境の企業がある。なので格差はある。

非正社員が格差社会を広げていると思いません。今は色々な働き方がある。「働く」という意味では、アルバイトや派遣社員も社会に貢献しています。アルバイトや派遣の経験を機に、正社員として働く人もいます。働き方を選べることはいいことだと思います。
広沢さんの意見
有能な人や過酷な職に就いている人が高収入を得るのは当たり前であってほしい。収入や暮らしぶりだけに着目すると、格差はあるのかも知れないが、今は生き方も多様化している。人それそれが、自分は何を求めているか、人生とは一体何なのかと、改めて原点に立ち返る時代にあるように思う。
YSさんの意見
「地位」や「お金」にとらわれ、他者と自分を比較すると、確かに格差社会ということになると思います。しかし、人間にかかわらずこの世の生き物すべてが平等ということはありえないと思います。パソナグループ代表 南部靖之様の言葉通り 今自分ができることをし、あきらめることなく日々積み重ねていけばかならず、むくわれるのではと思っています。
さいさんの意見
いままさに格差社会を感じている。がんばっても報われない・・・モチベーションが下がる一方。だからこそ仕事は手段と考えてがんばるけど、残業残業でだんだん目的がわからなくなってきた。
匿名さんの意見
格差社会や格差なんて大昔からどこにでもあるのではないですか?世の中の事実は事実として受け入れ、自分の人生を見つけることが大事だと思います。よって、今が特別に格差社会だとは思いません。
匿名さんの意見
格差社会の要因に派遣会社、派遣社員の増大と言われていますが果たしてそうでしょうか?ある統計によると労働人口4500万人、非正規社員は1500万人で約3人に1人が非正規社員と言うことになります。しかしその非正規社員の内訳を見るとアルバイト、パートが1100万人、契約社員280万人、派遣社員120万人との事です。これは非正規社員の中で派遣社員の占める割合は8%にすぎないということです。
おざきさんの意見
「格差社会」という言葉自体が、経済的なものさしでしか測っていない貧困な発想だと思います。
確かに働きたくて働けない人もいる。でも、一方で自ら田舎暮らしを選択する人もいる。「自分の豊かさ」は自分で決めるものです。皆が「価値観の多様化」を認めていても、人を測る指標は経済力だけ。そんなのおかしいですよね?
個々の人が何に豊かさを見出し、何を欲しているのか。それを見極めることが大切なような気がします。
YHさんの意見
今現状では、いわゆるフリーターと一括りされていますが、それぞれに異なる状況・背景・理由があると思うので、格差社会という呼称も疑問に感じています。
まなみさんの意見
子育てしながら仕事をしています。
しかし、時間の限界があるので、正社員は諦めざるを得ませんでした。
それでも社会に出ようとしているというのに、「非正社員が格差社会を生んだ」とは心外です。
竹林さんの意見
雇用形態に格差はないと思います。
問題があるのは、やはり男女の格差がどうしても大きいのではないでしょうか。人材派遣に女性が多いのがその現われだと思います。
フタガミさんの意見
まだまだ日本は格差社会ではありませんが、その兆候はたぶんに出ていると思います。
大塚さんの意見
性差の差別や職場の暗黙の了解など、同じ職種を選んでもあらゆる場所にて差別があり憤りを感じています。
匿名さんの意見
色々な立場の人がいて当然だと思います。それを官、民が協力して「働きたい人が全力で働ける仕組み」を作ることが大切ですよね。きちんと機能すれば努力の報われる社会になると信じています。
人材派遣も本来の目的を忘れず社会参画したい方を応援する姿勢でありたいですよね。


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