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更新日 : 2018年06月19日

会社を立ち上げるときに大切なのは、その時の想いを石に刻むごとく忘れないことです

パソナグループではこれまで、多くの新会社が誕生し、また、これからも新会社がどんどん設立されていくでしょう。

会社を立ち上げるときに大切なのは、今の想い、目的、なぜ会社を作ったかということを石に刻むように、鉄を打つように忘れないことです。

 

企業というのは、時間の経過とともに設立当初の目的が変化していきます。しかし、業態が変わり、組織が変わり、どんなに大きくなっても、なぜ起業したのかという創業精神と、その志は変えてはいけません。

 

5年、10年、20年経つと会社は大きくなるかもしれません。

すると、何百人、何千人という人たちが周りに集まってきて、周りの人たちの意志によって振り回されてしまうことがあります。特に知恵のある人が入ってくると、創業者の意思が変わるのではなく、周りの意思に影響を受けてしまうことがあります。

 

最初は、一人ひとりの人生を豊かにし、老若男女のライフスタイルにあったサービスを提供したいと思って会社を立ち上げたとしても、いつしか、数字が力を持ち始めて、もっと数字を大きくしたいと思い始める。

人間は欲望の塊だから、欲は我が身を滅ぼしていく。たとえば、部下に無理強いをし始めたり、高い数字の目標を掲げ、志が変化してくる。そしていつか世の中の変化に対応できなくなり、失敗します。

そして、人間というものは、その失敗をすぐ取り繕おうとする。実は、会社が滅んでいくとき、業界の中の敵と戦って負けるのではなくて、内部崩壊で負けることのほうが多いのです。

 

だから、設立の時こそ、「最初の志を石に刻め」と話しています。

 

 

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