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更新日 : 2012年01月24日

人としての優しさとは

昨日の雪で、東京の道はツルツル。
身近で一緒に仕事をする仲間が、
ころんで足を骨折してしまいました。
ころんだ場所が、横断歩道の中ほど。
ころんでも痛くて立ち上がることができない。
通勤で道行くサラリーマンみんな急いでいて
声はかけながらも去っていきます。
このままでは、信号が変わって
彼女はひかれてしまうかもしれないと身の危険を感じたそうです。
その時、トラックを運転されていた男性が車を端に寄せて
歩けない彼女を抱き上げて歩道まで運んでくれたそうです。
女性は通勤途中の急いでいる中声をかけて付き添ってくれたとのこと。
朝の忙しい最中に、時間を省みず助けてくれたことに感激したそうです。
そして、歩道の冷たい地面に座って会社の同僚が来てくれるのを
待っている間、ホームレスの方が地面が冷たいだろう、といって
ボックスに座らせてくれたのです。
彼女は、自分の力ではどうにもできない状況の中で
温かい人の優しさにふれ、自分の人生観すらも振り返って考えたそうです。
「今まで私は何を見ていたんだろう」
「何を考えていたんだろう」と。
日ごろ効率とか、売上とか、利益とかで忙しくしていますが
もう一度、人と人との助け合いや優しさの大切さ
そして、そうした心の余裕がいかに大切かに気づかされました。
自分自身も、本来の人間として大切なものを改めて考えさせられた瞬間でした。

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