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更新日 : 2006年08月28日

「筆子・その愛」~母として、妻として~

先日、映像制作会社「花三」を立ち上げた大森青児さんのご紹介で、和泉ちぬさんという役者兼プロデューサーにお会いしました。
彼女は今、「筆子・その愛」という映画の撮影を進めています。この映画の主人公、石井筆子女史は幕末に生を受け、明治時代には考え方すらなかった、知的障害者の支援に生涯をかけた正に福祉の先駆者でした。日本で初めての知的障害者施設、「滝乃川学園」を創設した彼女の生涯を描いたノンフィクションで、主演は常盤貴子さん。
普段の何気ない生活にちょっと注意してみると、障害を持った方も同じ場所で働き、そして生活をしていることに気がつくと思います。「人としての尊厳を守る大切さと、知的障害児を持つ両親に元気を与えたい」と、和泉さんの熱のこもったお話にとても心を打たれました。
映画というと、大手プロダクションが企業から資金を募り製作されるイメージがありますが、この映画は正に手作り。趣旨に賛同してくれた方々からの支援により製作が進められています。私個人でも早速、製作協力券の手配をお願いしました。
社会的に大きなテーマ、社会福祉にスポットをあてたこの映画の監督は山田火砂子さん。ご自身が石井筆子女史と同じような境遇で、昨年は福祉の父、石井十次氏を描いた映画「石井のおとうさんありがとう」を制作。平成17年度児童福祉文化賞を受賞されています。これまでに福祉、教育、子育てをテーマに数百回の講演活動を全国の学校、施設、イベント等で行っている74歳のパワフルな女性です!
映画が完成した時には、会社で上映会を開き、社員、スタッフにも観てもらおうと今からワクワクしています。またそのときの様子を、ご報告させて頂きますね!
一人一人が自分の出来る範囲で、時間、資金、品物を社会に提供できないでしょうか。個人のやれることは限られていますが複数の思いが一つに集まったとき、大きな「形」になることがあります。
皆さんも「心のアンテナ」を立ててみませんか?

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